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アスコットタイの基礎知識 / BASIC KNOWLEDGE OF BOW TIE

What's Ascot tie

アスコットタイとは?

アスコット タイ(Ascot tie)とは、モーニングコートやフロックコートと組み合わせて着用する幅広のネクタイです。
スカーフのように横幅が広いのが特徴で、普通のネクタイとは違ったラグジュアリーな「大人の男」感を演出してくれます。

結婚式や特別な式典では正礼装のおすすめとして、グレイ・モーニングがありますが、こちらはアスコット・モーニングとも言われていおり、最もふさわしいネック・ウェアはアスコットタイです。

イギリス王室が所有していたアスコット競馬場が名前の由来。
ここに集う上流階級の男性たちの装いが始まりとされています。

着け方として、衿回りで結ぶほかにもスカーフのように首に巻いたり、ピンで留めたりする方法があります。
色柄、素材も様々なものがあり、着け方によって、フォーマルな着こなしにも、カジュアルな着こなしも対応できます。

How to Ascot tie

アスコットタイ
の結び方
【フォーマル】

  1. アスコットタイ【フォーマル】の付け方のイメージ図1
    長さを調整します。
    首周りにフィットさせるのがポイントです。
  2. アスコットタイ【フォーマル】の付け方のイメージ図2
    リボンの剣を交差させます。
  3. アスコットタイ【フォーマル】の付け方のイメージ図3
    リボンの剣を交差させます。
  4. アスコットタイ【フォーマル】の付け方のイメージ図4
    首周りのループの中に剣先を通し、ゆるく結びます。
  5. アスコットタイ【フォーマル】の付け方のイメージ図5
    結んで膨らんだ部分を押さえて形を整えます。
  6. アスコットタイ【フォーマル】の付け方のイメージ図6
    垂らした剣先部分をスーツに収めて完成です。
How to Ascot tie

アスコットタイ
の結び方
【カジュアル】

  1. アスコットタイ【カジュアル】の付け方のイメージ図1
    長さを調整します。
    首周りにフィットさせるのがポイントです。
  2. アスコットタイ【カジュアル】の付け方のイメージ図2
    リボンの剣を交差させます。
  3. アスコットタイ【カジュアル】の付け方のイメージ図3
    剣先を通し、ゆるく結びます。
  4. アスコットタイ【カジュアル】の付け方のイメージ図4
    首周りのループの中に剣先を通し、ゆるく結びます。
  5. アスコットタイ【カジュアル】の付け方のイメージ図5
    結んで膨らんだ部分を押さえて形を整えます。
  6. アスコットタイ【カジュアル】の付け方のイメージ図6
    垂らした剣先部分をスーツに収めて完成です。
The history of Ascot tie

アスコットタイの歴史

アスコットタイの歴史のイメージ1

ネクタイの原型ができたのは17世紀頃と言われています。
クロアチアの兵士がフランスを訪れた際、彼らが首に巻いていたスカーフを見たルイ14世がファッションとして取り入れたのが始まりとなっています。
クロアチアの兵士の無事を祈って妻や恋人から贈られた布(スカーフ)を首に巻いており、それを見たルイ14世が側近の者に「あれは何だ?」とに尋ねたところ、側近の者はクロアチアの兵士について尋ねられたと勘違いし、「クロアチア兵(クラバット)です」と答えたため、その布をクラバットと呼ぶようになり、現在でもフランス語などではネクタイをクラバットと呼びます。

19世紀後半にアスコットタイが生まれました。
アスコットタイは、イギリス王室御用達の「アスコット競馬場」に集まる際の服装「アスコット・モーニング」のアクセサリーとしてとして着用されていました。
その後、ヨーロッパの男性の正装として用いられるようになり、現代では、フォーマルな場面はもちろん、カジュアルな場面でも、着用される様になりました。

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