蝶ネクタイの基礎知識 / BASIC KNOWLEDGE OF BOW TIE

What's Bowties

蝶ネクタイとは?

ネクタイの親戚のような扱いの多い蝶ネクタイですが、長年にわたって劇的な変化を遂げてきました。
かつてはフォーマルなイベントや学術的な場に限定されていましたが、蝶ネクタイはその境界を越え、今では強力なファッションステートメントとなっています。
レッドカーペットからストリートファッションまで、蝶ネクタイはさまざまなスタイルや場面に適応できる万能なアクセサリーへと進化しました。この進化は、素材や形、さらには結び方の変化によって分類されます。

現代の蝶ネクタイは、多目的なファッション アクセサリーになっています。自分で結ぶタイプの蝶ネクタイでも、あらかじめ結ばれているシンプルなタイプの蝶ネクタイでも、蝶ネクタイはあなたのスタイルを格段に高めてくれます。蝶ネクタイはもはやフォーマルなイベントや学術的な場に限定されず、カジュアルな集まりからビジネス ミーティングまで、さまざまな場面で着用できる流行のアクセサリーになっています。

蝶ネクタイを着用するシチュエーション

蝶ネクタイを着用するタイミングを知ることは重要です。
フォーマルなイベントはもちろん、ファッションに合わせてカジュアルな場面でもお勧めです。
すべては蝶ネクタイの生地とデザイン、そしてそれと組み合わせるアンサンブルによって決まります。
例えば、結婚式や特別な式典では、黒の蝶ネクタイは必須です。
タキシードと組み合わせる際にはシルク製が好ましく、結婚式などでは、白の蝶ネクタイが定番です。

カジュアルな場面では、色や柄を自由に選んでみてください。
楽しいデザインの蝶ネクタイは、服装に遊び心を加えることができます。ビジネスミーティングでは、ネイビーブルーや黒などのクラシックな色もお勧めです。

How to Bowties

手結び蝶ネクタイの付け方

  1. 蝶ネクタイの付け方のイメージ図1
    長さを調整します。
    首周りにフィットさせるのがポイントです。
  2. 蝶ネクタイの付け方のイメージ図2
    リボンの剣を交差させます。
  3. 蝶ネクタイの付け方のイメージ図3
    首周りのループの中にリボンを通し、ゆるく結びます。
  4. 蝶ネクタイの付け方のイメージ図4
    リボンの膨らんだ部分を折り、軽く押さえます。
  5. 蝶ネクタイの付け方のイメージ図5
    折ったリボンの上に垂れるようにもう一方のリボンを下ろします。
  6. 蝶ネクタイの付け方のイメージ図6
    垂らしたリボンの膨らんだ部分を折ります。
  7. 蝶ネクタイの付け方のイメージ図7
    折ったリボンをループになっている武部に差し込みます。
  8. 蝶ネクタイの付け方のイメージ図8
    形を整えて完成です。
蝶ネクタイの結び方動画
  1. #1

  2. #2

Types of Bowties

蝶ネクタイの種類

  • 蝶ネクタイの種類のイメージ図1
    バタフライ
    蝶が羽を広げたように見えるのが「バタフライ」です。
    もっともフォーマルでオーソドックスなデザイン。
    サイズは大きめで、リボン先端の幅は約7〜9cm。
  • 蝶ネクタイの種類のイメージ図2
    セミバタフライ
    バタフライの細身のタイプになります。
    リボン先端の幅は約5〜7cm。
    スタイリッシュで、近年のスタンダード 人気のスタイルです。
    フォーマルからカジュアルまで、オールマイティーに使えます。
  • 蝶ネクタイの種類のイメージ図3
    ポインテッド
    ポインテッドの特徴はリボンの先端が尖っています。その形状からダイヤモンドチップとも呼ばれています。カジュアルな印象で、パーティーや普段使いに最適。誰にでも似合うポップなデザインです。
  • 蝶ネクタイの種類のイメージ図4
    ストレードエンド(バットウィング)
    リボンの先端部分が広がらず、ストレート状になっているのが特徴。コウモリの羽のように細長いことからバットウィングとも呼ばれています。タイ幅は3.8〜5cmほどで、結び目の部分と左右の羽根の部分がほぼ同じ高さになるタイプ。
    ビンテージ的な印象で、クラッシックなムードを打ち出せるのが大きな魅力です。
The history of Bowties

蝶ネクタイの歴史

蝶ネクタイの歴史のイメージ1

蝶ネクタイは、17世紀にクロアチアの傭兵がシャツの襟を留めるために使用したシンプルな布切れとして誕生しました。
フランス貴族がこの機能的なアクセサリーを採用し、ファッショナブルなアイテムに変えるまでに、それほど時間はかかりませんでした。18世紀までに、蝶ネクタイはスタイルアイコンへと進化し、男性ファッションのステートメントピースとなるための基盤を築きました。19世紀には、蝶ネクタイはより装飾的になりました。
蝶ネクタイはフォーマルなイベントで好まれ、すぐに上流社会の注目を集めました。伝統的なネクタイや細いネクタイと並んで、蝶ネクタイは独自の地位を確立し、洗練さと優雅さの象徴として登場しました。この時代に、クラシックなバタフライ、バットウィング、ダイヤモンドポイントなど、蝶ネクタイのスタイルの種類が増えました。

フォーマルな場面での付け方
フォーマルな場面では、ポケットチーフから蝶ネクタイ、さらにはタイバーまで、適切なアクセサリーは蝶ネクタイを新たな高みに引き上げます。ポケットチーフは、服装に鮮やかな色を添えます。蝶ネクタイを引き立てるものを選びますが、近年では同一のカラー、柄の着用も人気です。蝶ネクタイは、服装に洗練された雰囲気を加えるのに最適です。蝶ネクタイや他のアクセサリーを引き立てるものを選んでください。蝶ネクタイを着用する際にタイバーは必須ではありませんが、着用する場合は、控えめで蝶ネクタイを邪魔しないものを選んでください。
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